「仕事も子育ても充実させたい……」
「看護師の仕事は好きだけど、こどもと過ごす時間もしっかり確保したい」
このようなお悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。
仕事をしながらこどもと向き合うなかで、両立の難しさを感じることもあるでしょう。今の職場で働き続けることに難しさを感じる場合もあります。
一方で、転職したからといって今よりも理想に近づけるとは限りません。「転職を考えてはいるものの、何からはじめればいいのかわからない」と悩む方もいるでしょう。
ママ看護師ライターみずきさん
看護師の勤務形態や職場の選択肢は多岐にわたります。選択肢が広がるほど、何をどのような基準で選べばいいのかわかりませんよね。
本記事では、子育て中の看護師が理想の転職先を見つけるためのポイントについて解説していきます。
看護師の転職でよくある5つの理由


厚生労働省の資料によれば、約7割の看護師が転職を経験しているという調査結果が出ています。[1]
半数以上にもおよぶ看護師が転職を経験しながら現場で奮闘していることがわかります。
そもそもなぜ転職を検討するのでしょうか。転職に至るまでのさまざまな要因について一つずつ見ていきましょう。
ライフスタイルの変化に合わせたい
ライフスタイルは、結婚や出産、こどもの成長などによって少しずつ変化していきます。
こどもがいる場合、未就学児なのか、受験を控えているのかなど、こどものライフステージによっても悩みは変わってきます。
こうした変化に合わせて、仕事と家庭のバランスについて見直したいと考え、転職を検討するケースもあるでしょう。
待遇について見直したい
残業が多い、業務量に対して給与が見合っていないなど、職場の待遇に不満を感じることもあるでしょう。
仕事の責任に見合った給与や休暇などの待遇に納得できない場合、働き方を見直すきっかけになることもあるかもしれません。



みずきさん
仕事へのモチベーションを上げるためにも、自分の働きに見合った待遇を受けられる職場を探すことは、転職を考える理由の一つです。
スキルアップがしたい
現在の職場では学べない分野に興味を持ち、新たな分野に挑戦し、知識や技術を身につけたいと感じることもあるでしょう。
「今の職場に不満があるわけではないけれど、別の分野にも挑戦してみたい」と考える人もいます。
このように、次のステップとして転職を検討するケースもあります。
育児と両立したい
仕事と育児を両立するなかで、こどもと過ごす時間を十分に作れていないと感じることもあるでしょう。
現在の職場では育児との両立が難しい場合、より働きやすい勤務形態の職場への転職を検討することも選択肢の一つです。
人間関係の悩みを解消したい
業務の忙しさや人手不足などから職場に余裕がなくなり、スタッフ同士のコミュニケーションがうまくいかないケースもあるでしょう。
現在の職場で人間関係に悩んでいる場合は、自分に合った雰囲気の職場を探してみるのも一つの方法です。
希望に合う転職先を選ぶための3つのポイント


転職活動と言っても具体的にどのようなことからはじめれば良いのだろうと思う方も少なくありません。
求人情報を一つひとつ探し、自分に合った職場を見つけるのは、時間や手間がかかることもあります。
転職後の自分をイメージして少しだけ客観的な視点から見てみましょう。
ここでは自分の希望に合った転職をするための3つのポイントについて解説していきます。
求人情報を見極める
看護師の求人は比較的多く、さまざまな条件の求人情報があります。
給与や休日など魅力的に感じる条件だけに注目していると、入職後に「思っていた働き方と違った」と感じることもあるでしょう。



みずきさん
焦って転職先を決めるのではなく、いくつかの求人を見比べてみたり、今の職場と比較したりすることも大切です。
とくに給与の内訳、年間休日数、賞与、勤務時間については事前に確認しておきたいポイントです。
子育てと両立できるかを具体的に想像する
年齢や家庭の状況によって、仕事との両立に必要な条件は異なります。
夜勤があったり、残業が多かったりすると今の職場で働き続けるのは難しいと感じるケースは少なくありません。
しかし、看護師の働き方や職場の選択肢はとても幅広いです。



みずきさん
勤務形態も時短勤務やパート、フルタイムなどさまざまなパターンがあるため、自分や家庭の状況に合った働き方を検討してみるとよいでしょう。
転職先について詳しく調べる
気になる職場が見つかったら可能であれば見学に行きましょう。
一度も現場に足を運ばずに決めてしまうと後から「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうかもしれません。
スタッフの方の対応、患者さんとのコミュニケーションなど、院内の雰囲気やご自身の目で見て感じたことを転職に活かしましょう。
看護師の活躍の場


看護師の働く場所は、病院だけでなく、訪問看護ステーションや介護施設、企業など多岐にわたります。近年では企業内で働く看護師の求人を目にする機会もあるでしょう。
代表的な勤務先の一つが総合病院ですが、同じ院内でも部署によって、業務内容や勤務時間、求められる役割は異なります。また、常勤やパート、時短勤務など、勤務形態もさまざまな選択肢があります。
ここでは子育てとの両立を考える看護師が、選択肢として検討しやすい職場について紹介します。
クリニック
クリニックは、総合病院や大学病院とは異なり、地域に根ざした医療を提供している施設が多く、自宅から通いやすい職場を見つけられる場合があります。
パートの求人もある場合が多いので、こどもの保育園や塾の送迎、季節ごとのイベントなど、家庭の予定に合わせた働き方を検討しやすいでしょう。
また、入院設備のないクリニックには夜勤がなく、休診日が固定されている場合もあります。



みずきさん
勤務日や勤務時間が家庭の生活リズムと合っているか確認してみましょう。
訪問看護
訪問看護は病院やクリニックと違い、看護師が患者さんの自宅を訪問して看護します。訪問件数や訪問時間は事業所によって異なり、勤務時間を調整できる職場もあります。
オンコールの有無や土日祝日の勤務なども事業所によって異なるため、子育てとの両立を考える場合は、勤務条件を事前に確認しておくことが大切です。



みずきさん
一方で、訪問看護では看護師が一人で患者さんの自宅を訪問する場面もあります。状況に応じて判断する力が求められるため、病院勤務とは異なる難しさを感じることもあるでしょう。
また、訪問先までの移動があるため、車を使用する事業所では車の運転や天候の変化に慣れることも必要です。
病院外来
総合病院や大学病院の中でも、外来勤務という選択もあります。
外来での仕事であれば夜勤がない職場もあり、受付時間も設けられていて勤務時間が日中に限られているケースもあります。ただし、診療科や病院によって勤務時間や残業の状況は異なるため、事前に確認しておきましょう。



みずきさん
また、大規模な病院では福利厚生が整備されている場合があります。
看護師の人数や勤務体制なども含め、子育てとの両立を支援する制度があるか確認してみるとよいでしょう。
子育てと両立できる転職先を選ぶために


今回は、子育て中の看護師が希望に合った転職をするためのポイントについて、3つ紹介しました。



みずきさん
仕事と子育ての両立を目指すなら、求人情報だけでなく、勤務時間や夜勤、残業、職場環境などを事前に確認しましょう。
自分や家庭の状況に合った職場かどうかを検討することが大切です。
転職活動をはじめる前に希望や条件を整理し、情報収集から退職の手続きまで計画的に進めていきましょう。


ママ看護師ライター:みずきさん
私立大学看護学部卒。卒業後は総合病院にて急性期病棟で勤務。その後は複数診療型クリニックでの勤務を経験。その他にも訪問入浴、ベビーシッターの経験あり。
現在は子育てをしながらママ看護師ライターとしてライター業に挑戦中。看護師の経験が活かせるような読者に寄り添った、読みやすく丁寧な執筆を心がけて活動しています。「第25回Medi+医療ライターのはじめかた講座」卒業生。
みずきさんも受講した「医療ライターのはじめかた」講座はこちら









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