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手足口病はいつまでうつる?看護師が教えるケアの方法や感染を防ぐポイント

手足口病は、手のひら、足の裏、口の中に発疹ができるウイルス性の病気です。乳幼児を中心として夏に流行しやすい感染症といわれています。[1]

こどもに手足のブツブツ、口内の痛みの症状が出たら、親は「どうしてあげたらいいのか」「いつまでうつるのか」と不安になりますよね。

看護師ママライター

yukieさん

手足口病は感染力の高い病気で、兄弟や親にもうつることがあるため、患者本人のケアとともに感染予防するのも重要です。

本記事では手足口病について、家庭でできるケアのポイントや家庭内感染を防ぐ方法を、ママであり看護師でもある筆者が解説します。

目次

手足口病とは

手や足、口の中に水ぶくれを伴う赤い発疹ができるウイルス性の感染症です。基本的には1週間程度で自然回復するといわれていますが、まれに合併症を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。[1]

感染力は強く、手足口病を引き起こすウイルスの型が複数あるため、何度もかかってしまうことがあります。手足口病の原因や症状、感染期間などについて、詳しくお伝えします。

手足口病の原因・症状・治療

手足口病の原因・症状・治療については、以下のとおりです。

原因おもにコクサッキーウイルスA群(6型、10型、16型)、エンテロウイルス71型の感染による。[2][3]
症状手足や口の中に、水ぶくれを伴う赤い2〜3㎜の発疹ができる。(肘・膝・臀部にできる場合もある)[2]熱は出ないこともあり、発熱しても38度以下の場合が多い。[2]
治療ウイルスに対する治療薬はないが症状は軽い場合が多く、経過観察や症状に応じた対症療法をおもに行う。[2]

基本的に治療経過は良好な病気ですが、まれに髄膜炎や脳炎、心筋炎、急性弛緩性麻痺などの合併症が起こることがあります。[1][2]

看護師ママライター

yukieさん

また、口腔内の痛みが強いと飲食できずに脱水となるおそれがあるため、注意が必要です。

手足口病はどのようにうつる?

手足口病は感染力が強く、大人もうつる可能性がある病気です。感染経路は三つあると考えられています。[1]

感染経路説明感染例
飛まつ感染感染者の唾液と一緒にウイルスが飛び散り(飛まつ)、鼻や口の粘膜に付着し感染する[4]くしゃみ、咳
接触感染感染者との直接的・間接的な接触で感染する[4](直接接触)手をつなぐ、抱っこする(間接接触)ウイルスのついた手すりやおもちゃなどを触った手で、目や口を触る
糞口(ふんこう)感染ウイルスが便と一緒に排泄され、口の中に入り感染する[1]オムツ交換後、手洗いが不十分なまま食事し、口の中にウイルスが入る

感染を防ぐにはいつまで休むべき?

手足口病に感染した場合、明確な登園禁止期間が法で定められているわけではありません

登園可能な目安は、発疹があっても発熱や口内の痛みがなく、いつも通りご飯が食べられるようになってからです。[4]

看護師ママライター

yukieさん

園や学校で定められているところもあるため確認し、医師と相談のうえ登園してください

手足口病の療養中|過ごし方のポイント

手足口病のウイルスに効く薬はありません。手足口病と診断されたら、基本的には経過観察と症状に応じた対症療法で様子を見ます。症状があるこどもと家で過ごすとき、家でできるホームケアや注意点などが気になりますよね。

ここからは家での過ごし方や、食事についてのポイントを三つ説明します。手足口病のこどもを家で看病する際の参考にしてください。

1.水分補給はこまめに

口内の痛みが強いと水分をとることを嫌がり、脱水状態になる場合があります。ホームケアにおいて、脱水の予防はとても重要なポイントです。

一度にたくさん飲ませるのではなく、少量ずつこまめに水分をとらせてあげましょう。

看護師ママライター

yukieさん

温かい飲み物やオレンジジュースなどの酸味がある飲み物は、刺激になり痛みが強くなる可能性があります。

冷たい麦茶や経口補水液などがよいでしょう。

2.食事は冷たいものがおすすめ

食事がとれる場合は、冷たくてのど越しがよく、やわらかい食べ物がおすすめです。たとえば、以下のようなものが挙げられます。

  • プリン
  • ゼリー
  • アイスクリーム
  • 冷ましたうどん
  • 冷やし茶碗蒸し

食べるのが難しい場合は無理をせず、食べられるものを食べさせてあげましょう。

3.できるだけ安静に

手足口病は1週間前後で自然回復することの多い病気ですが、体力が落ちている状態では治りづらくなります。

看護師ママライター

yukieさん

できるだけ安静に過ごすことで体力の消耗を防ぎ、回復へむかいやすくしましょう。

家庭内でうつるのを防ぐためには

手足口病はウイルスに感染してから症状が出るまで、3〜5日かかるといわれています。[2]感染力は強く、症状がでる数日前からうつる可能性があるため、日頃から感染対策するのが大切です。

症状がおさまった後も便中に2〜4週間ウイルスは排泄されるといわれています。[2]

「そんなに長い期間うつるの?」「できるだけかかりたくない」と思う方も多いですよね。できるだけうつらないよう、家庭内感染を防ぐポイントを説明します。

1.一番大事!手洗い・うがいをする

感染対策は手洗いなくして語れない!というほど重要です。手足口病に対する感染対策としてはもちろん、そのほかの菌やウイルスの感染対策においても基本です。

患児にふれた後や、オムツ交換後などのタイミングでこまめに手を洗いましょう

看護師ママライター

yukieさん

一人でトイレに行くお子さんには、排泄後は必ず手を洗うように説明し、一人での手洗いが不安な場合は一緒に洗ってあげましょう。

また、飛まつ感染を防ぐため、看病するときはマスクを着用し、うがいをするのも重要です。

2.食器・タオルの共有は避ける

食後の食器には唾液などの飛まつがついています。感染している人と感染していない人の食器は共有せず、別々にしましょう

また、食器だけでなくタオルの共有も避けましょう。タオルの共有と聞くと入浴後のタオルを思い浮かべる方が多いかもしれません。

看護師ママライター

yukieさん

バスタオルを共有しないのはもちろん大事です。洗面台・手洗いをする場所でのタオルは忘れがちなので注意しましょう。

手を洗っても、タオルを共有していてはあまり意味がありません。ペーパータオルを使用する、タオルを別々にするなど、タオルの共有は避けましょう。

悪化を防ぐ再受診の目安

手足口病は、まれに重症化や合併症を引き起こす場合もあります。以下のような症状があれば、重症化や合併症のサインかもしれません。

  • 2日以上続く高熱
  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 視線が合わない
  • ぐったりしている
  • 呼吸が速くて息が苦しそう
  • 呼びかけに反応がわるい
  • 水分がとれない
  • おしっこが少ない、でない

[1]

上記のような症状を目安に、再受診を検討しましょう。

手足口病のケアを正しく理解し、感染を防ごう

手足口病は基本的には自然回復することの多い軽症な病気ですが、口内の痛みなどが強いと脱水症状の危険性もあり、脱水予防が大切です。感染力も強く、保育園や幼稚園などの集団生活の場では流行しやすくなります。

もし手足口病に感染したら、こまめに水分を摂取し、食べられるものを食べて安静に過ごすのが大切です。

看護師ママライター

yukieさん

症状の悪化がないか観察し、適切なホームケアをしながら回復をまちましょう。

また、日頃からの感染対策を意識して、健康に楽しく過ごしましょう!

この記事の執筆者

看護師ママライター:yukieさん

看護師歴15年以上。大学病院、救命センター、急性期〜慢性期病棟、介護施設と多様な現場を経験。新人・学生教育にも長年携わり、現在は院内の現任教育を担当している。私生活では3児のママであり、日々育児に奮闘中。「根拠」に基づいた記事作成をモットーに、看護師・ママとしての経験を活かし、誰にでも分かりやすい文をお届けします。「第23回Medi+医療ライターのはじめかた講座」卒業生。

yukieさんも受講した、「医療ライターのはじめかた講座」とは?

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